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ジェムソン 感想・評価

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俺「お~、一向に触れられることがなかったアイリッシュが遂に!?」

回答「ぐぬぬ…とは言っても、あんまり種類もないんだけどね…」

ということで、前振りの通りに全く脚光を浴びることがなかったアイリッシュさん「ジェムソン」の記事です

私的にもアイリッシュウイスキーって、このボトルくらいしか飲んだことがない(現在2本目)のですが、他の銘柄があんまり売ってない…

他銘柄をチョイチョイ見かけはするのですが、なかなかどうして購入意欲がわかないんですよね…

(とか言いつつ、現在別銘柄の試飲中ですが…)

そもそも、アイリッシュウイスキーの前知識をカタカタしてみると…

アイリッシュウイスキーとは?
  • 18世紀のアイルランドはウイスキー発祥の地として知られ、その首都ダブリンのウイスキーは当時世界最高と称されていた。
  • アイリッシュウイスキーを名乗るためには、アイルランド島内で最低3年間熟成されなければならないと法律で厳密に定められている。

ふむ…これだけ聞くとバーボンとかテネシーウイスキーとかの方が規則が厳しそうですね…

では、そんなアイリッシュウイスキー:ジェムソンについてネットカタカタで調べてみると…

  • ジェムソンは、ピートを使わず、大麦・モルト・グレーンの3つを原料とし、3回蒸留によって造られる。
  • 蒸留を3回繰り返すことで、ジェムソンの滑らかさを倍増させている。
  • 世界販売数量No.1アイリッシュウイスキー(2020年販売数量)
  • 大麦麦芽と未発芽の大麦両方を使ったウイスキー

ほうほう、つまりピート臭くない…ピートがきついスコッチのアイラ系とは真逆の立ち位置にあるっぽいですね!

最近そこそこ癖の強いお酒の方に好みが移行しつつあるのですが、どうでてくるのか?

では、行ってみましょう!

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×ストレート:

香りは真っ先に強烈なアルコール臭、それに伴い歯磨き粉感あり?

グラスに入れて少し経ってから、アルコールが飛んで香りが立ち始める。

樽香というか、バニラ系。

味は、キャラメルが強く長く続いてからのアルコールの辛味に移り変わっていく感じ。

う~ん、口先に若干の痺れあり…ダメかも…

これなら、アイリッシュではないけどもターキー8年の方が良いなぁ

〇トワイスアップ:

甘~い香りが花開く!キャラメル・メープル…そして後の方に極微弱のアルコール臭

味わいは甘い紅茶! 余韻も長く、甘茶のようなトロミのある雰囲気を醸す

ちょうど頂き物のシフォンケーキ(台湾カステラ?)のほんのり甘さと合わせて頂きました。

×ロック:

香りにアルコール臭はなし、香りもほぼ無し…なのだけど、奥の方に極微弱にフルーツのような?

桃か、杏子か…とにかく弱いけど、良いにおいがする。

味わいは、アルコールの辛味ではなく、舌にじんわりと苦み? でもない、何らかの何か?

余韻が甘み→酸味→辛味…加水が進むと、辛味が減ってバニラ感が出てくる…

ナニコレ、難しい…でも、オススメでないのは確か。

△ハーフロック:

香りは…アルコールの香りではないけども、鼻にまとわりつくような…

良い香り系なんだけども…微弱の甘さ系ウイスキーの香り? なんだ?

味わいは、1口目:紅茶→甘み→アルコールの辛味余韻が紅茶の渋み系が長く残る感じ。

2口目以降も同じ。

おつまみにチーズ系を食べながらでしたが、多少の辛味はともかく、特に違和感もなくグイグイとイケる。

紅茶系の余韻は悪くはないけども、コレで杯を進めたいわけでもない…

〇ハイボール:

香り:…う~ん、無臭? 強いて言えば、炭酸水の香りと言いたいが、その香りもない。(調和?)

味わいは、1口目は…炭酸水メインのアルコール?

2口目は、極短時間の酸味がきてからの甘み、その後の余韻が酸味。

3口目の頃には香りも出始めて、鼻腔に極微弱な甘い香りになっていた。

味わいが飲む度に酸味と甘みが入れ代わり、5口目頃には酸味と甘みが合わさってきて薄い杏の印象まで変わってきて、更に香りも強まっていく。

なんか不思議な印象だけども、最終的にはサッパリと余韻のキレが良い、弱酸味>甘みのハイボールと化す。

別日で飲み直してみると、香りに薄くバニラが追加され、味わいはサッパリ系の酸味&甘みが交互にやってくる…

う~ん、不思議だ…

◎コーラ割り:

香りは特に何かある…わけではなく、氷の匂いに依存するのかもしれないが、美味しそうな気配がそこにはある! という気にさせてくれる。

味わいはジンジャーで割るとよく出てくるようなと、余韻が喉元に甘みを残す。

印象的にシロップ? でも、甘ったるさの引き換えに出てくるエグミがないというか、まったりと薄く伸びる甘さ…そんな余韻のシロップ感が美味しい!

◎ジンジャー割り:

ジェムソン・ジンジャー!

香り…う~ん、やっぱりない…というか中和酵素でも入ってるのか?

味わいは、まさに杏子のお酒! からの余韻がバナナ感も出てきてトロピカル!

コイツはガバガバイケておいしいよね~!

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まとめ:

私の中で一番合ってたのは各種ジュース割り!

次点がハイボールトワイスアップですね…

ジュースと割る場合、ジュースを損ねずアルコール風味にジョブチェンジさせてくれるというメリットもあるのですが、ジュース割りであればジムビームの方が安くてお得感がある

だがしかし、彼にはバーボン特有の溶剤臭があるので、それが苦手という人であればシンプルにコチラかな?

ただし、1,980円クラスの良いお酒が揃っている中で、お値段的には200円しか変わらない状況の中「敢えてこの銘柄を!」 とは言いづらいかな…

とは言え、アイリッシュウイスキーとして世界で一番売れているのもジェムソンなわけで、日本で売られているアイリッシュで見かけるのもコレ…

アイリッシュ系って、もうちょっと舌が肥えてないとだめかもしれないなぁ…(未だにロマリア入ってカンダタとも出会えてないレベルですね…)

今回の関連記事とオススメ

種類:アイリッシュ・ブレンデッド(ジェムソン蒸留所[ボウストリート・ミドルトン])

度数:40%

価格:1,780円/700mlボトル(税抜)

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