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Steam 葦原のアニマ 感想・評価

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いつもの前振り

俺「心の名作:デイグラシアの羅針盤…」

回答「そのシナリオライターさんが関連した作品…か?」

※Steamレビュー済み作品。

今回はSteamの夢分析ADV:葦原のアニマの記事です。

私がこの作品に出合うキッカケは、心の名作:デイグラシアの羅針盤のシナリオライター:七乃二条氏がリリース記念のポストをされたことがキッカケでした。

縁もゆかりもない作品でリリース記念ポストしないよなぁ…

という謎の察しから、リリース日に購入!

そして約半年寝かして今に至る…といういつものムーヴをかました作品ですw

開発・販売元:July Lab. 同人サークルのようですね。

では、今回のお品書き↓

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ゲーム紹介:

ゲーム紹介:

公式さんのPVがありますのでソチラ↓を参照ください。

なお、同人版の予告編PVになります。

Steam版の最新版PVもありますが、少々ネタバレ含まれますので推奨しませんw

メインキャラ:ホムラ、シラハ、カンナの幼馴染3人組を中心とした夢をテーマにした物語です。

では、恒例の気になる点から!

気になる点:3点

気になる点
  1. フローチャートがない!
  2. 重要事項に説明なし!
  3. 今作も正解のない物語!

気になる点①:フローチャートがない!

昨今のノベル作品にある便利機能、フローチャートがありません。

おそらく章立てで物語が進むのでフローチャートを敢えて準備しなかった可能性はありますが、攻略上の注意点として、必ず選択肢が出たシーンでセーブを残すことを心掛けください!

選択肢一つで分岐します。

※ただし、分岐しないパターンもあり…

幸い、今作のセーブスロットは多数ありますので気軽にセーブできます。

気になる点②:重要事項に説明なし!

初見、コレに気づかないと物語が1つのエンドにしか到達しません…

夢見(今作の重要システム)に突入できる時間はわずか!?

それを逃したら、物語は終わる!?

夢見のボタンが現れたら要クリック!

本当に説明なしにいきなり出てきていきなり終わるので注意!

意識的に画面左上に注視してプレイすると良いかと…

気になる点③:今作も正解のない物語!

デイグラシアの羅針盤同様に、今作もマルチエンド作品です。

結末はまあ、到達するのでわかるのですが…

そもそもの世界観については、「明確にこうだ!」と、深く語られません。

そういった意味で、サブストーリーやキャラの回想に重点を置いたデイグラシアの羅針盤のように各プレイヤーの考察のネタが散りばめられた作品でなく、数時間で終わる作品の為、考察のネタが少ないです。

真に今作を楽しむためには、プレイヤーの考察力・妄想力・世界観のクリエイト力が必要となるので、正直物凄く人を選ぶ作品だと感じています…

逆に、そういった方面に自信ありな方!

プレイしてみてアナタ版「葦原のアニマとは?」を構想するのも良いかもしれませんね。

※吉田版「葦原のアニマとは?」も載せてます。もし、今作をプレイしてみて「この物語とは?」で悩まれる方がいるなら参考までに…

では、次に良い点へ!

良い点:3点

良い点
  1. セール利用でお得に購入可能?
  2. 世界観を追う為の用語
  3. 夢見の選択!

良い点①:セール利用でお得に購入可能?

今作のリリースは2026年4月30日。

私はリリース日にリリースセールで購入し、通常価格790円の所、20%Offの632円で購入しています。

※Xにてシナリオライターさんのポストがなかったら気づいていなかったw

ちなみに、エンド確認の為、既読スキップ使いながら何周かしていますが、全実績解放+αで約6時間程度遊んでいます。

そのうえで言いますが、余程の覚悟がなければセール以外で買わない方がいいかもしれない。

ちなみにセール利用であっても後悔する可能性を秘めている…かもしれない?

その理由は、気になる点やまとめに書いてます。

ただ、それだけの作品でもないのですが、間違いなく人を超絶選びます…

とはいえ、リリースセール以降で特にセールされていない(2026年9月時点)ので、気になる方はウィッシュリスト登録してジッと待たれるのが良いかも?

良い点②:世界観を追う為の用語

プレイ開始直後のプレイヤー的に、この世界…とは?

前知識も何もない状態でプレイするわけですし、西洋ファンタジー等のよくあるファンタジー世界とは全く別な世界。

古代日本的様相を呈しながらも…

物語を進めていくと、この世界を形作る用語を少しずつ入手していきます。

雰囲気的にはFF2の「のばら」みたいなキーワードをゲットしていく感じがしましたw

もちろん、その用語だけでは物語や世界観を追うことが出来ない。

何もない空間(世界観)に一つの用語(世界観のヒント)が浮かび上がり、それを繋げていくような作品と言えばよいのか?

また、その用語が謎に満ちていて、この物語は何処へプレイヤーを誘うのか?

という不思議と好奇心に満ちた作品。

クリア後追伸:Tipsは世界観の考察を行う上でとても重要です。

良い点③:夢見の選択!

今作は夢分析ADV。

対象の女の子の夢に入り、悪夢の元凶を探す物語です。

対象の心の変化と同じく、狩人:ホムラ、巫女:カンナ、徴憑き:シラハの3人の幼馴染の関係も徐々に変わっていく物語なのですが…

その選択により彼女達がどう変わっていくのか?

本当にその選択は正しかったのか?

というのもジックリ感じとれる作品です。

では、まとめへ!

まとめ&今回の関連記事とオススメ

まとめ:

ハッキリ言えることがある…

今作は超絶、人を選ぶ作品です!

デイグラシアの羅針盤同様に、今作も明確にこの世界(観)はこうである!

という明確なモノがありません。

要は、正解のない作品です。

もっと言うなら、デイグラシアの羅針盤よりも情報が少ない分、プレイヤーの考察力、妄想力、クリエイト力に委ねられてます。

あと、もう一つ声高に叫びたいことがある。

夢見ボタンの出現、もうちょっと派手な演出にしても良かったのでは?

例えば夢見実行時みたいに画面中央に旧漢字バーンっ!と表示したりとか…

そこまでしなくても良いので、もっと夢見ボタンは気づきやすいように表示を大きくすべきだとは想う…

そして、もっとプレイヤーフレンドリーにすべきだったのは…

夢見がボタンクリック式であることの説明です!

例えば、シロハに…

「夢見が可能な状況になると、自ずとホムラでもわかるような兆候が出るわ。」

「兆候が出たのなら、夢見を実行するという『アナタの覚悟』が必要ね。」

とか、暗に伝えるとか…

夢の中での移動キー説明のように、さりげにアナウンスすべきだったかと…

簡単に今作がどんな作品かと例えるなら…

知ってる人には滅茶苦茶ネタバレになるので言えませんが、二から始まる9文字の作品と言えばわかるかと…

それをプレイ時間数時間でまとめているので、結構大変だったとは想います…

とはいえ、全く同じ物語でもなく日本神話に準えて世界観を展開します。

神話系が好きな人にも良いかもしれませんし、最もオススメするなら上述の自ら物語や世界観を考察・構想出来る方に向いた作品です。

そういった意味で、かなり人を選ぶ作品なのでご注意されたし…

なお、以降に私なりの「葦原のアニマとは?」を妄想展開してますので、今作をプレイして「結局なんだったのかわからなかった」プレイヤーへの一助になれば幸いです…

今回の関連記事とオススメ

●深海に沈む潜水艇、そこに最善の選択はあるのか?(2021年初プレイ)↓

●再プレイ:それは正解のない作品(2024年版感想)↓

●キミはカミュを読んだことがあるか?↓

●一度でも想定外が起きれば、それはあたかも…

●最大多数の最大幸福とは?↓

落書きファンアート:

妄想考察:葦原のアニマとは? Ver.吉田 ※ネタバレ特大!

今作もデイグラシアの羅針盤同様に1つの作品(物語)の、唯一の明確な世界観の説明、唯一の結末が用意されていません。

つまり、正解のない物語です。

そのため、この作品を完結させる為には、プレイヤーの感性による考察が必要な作品です。

というわけで、以下に今作の世界観・物語「葦原のアニマとは?」の私なりの妄想考察を展開します。

※ネタバレ特大! クリア後にお読みください…

↓

↓

本文

一般的(?)な用語:

葦原(中津国):あしはらのなかつくに(日本神話)

  • 高天原(天上の神の世界)
  • 葦原(地上世界)・中津国(中心の国)
  • 黄泉の国(死後の世界)

アニマ:Anima=生命や魂

今作の世界観:

  • 地上:東京(保存された旧世界)
  • 地下中枢:天御柱(地上への橋渡し機能)・八重垣(保存された旧人類の思考体・管理脳)
  • 地下(今作の地上):居住区(ナカツクニ)・禁足地(大蛇【旧人類の思考(魂)の残滓(夢)】の世界)

●①宵:はじまり

人類は栄華を極め、その英知により人間が人間の身体を作り出すほどの技術力を得ていた。

だが、その繁栄は永久に続くモノではなく、人類同志の争いはより激しさを増し、同時に自然の猛威は人類を打ち負かし、地上は荒廃し、人類の生存領域をわずかに残すだけになった。

人類が滅亡の瀬戸際に陥った時、唯一の生存圏:荒廃した東京を残すのみとなり、生き残った人類は最終判断を下す。

  • 生き残った人類全てを連れて、人工的に辛うじて少数が生存できる矮小な世界:地下世界へ移り住むか?→否!そんなことは不可能だ!
  • 少数が地下世界へ移り、残りは生存不能に陥る可能性の高い地上で終末を迎えるか?→否!その少数の選別はどうする?また人類を争わせて自滅させる気か!?
  • 荒廃の元凶たる人類を地上(東京)に残すのは危険だ。希望的観測だが、地上(東京)を自然に任せて回復することを祈ろう。そして、争いの元となる地下への移住者の選別はしないでおこう。

地下世界の中枢:天御柱(あめのみはしら)・八重垣(やえがき)

人類は肉体を捨て、その思考(魂)を八重垣で眠らせた。(保存)

それは、誰が地下世界に移住すべきかの選別による新たな争いによる人類の自滅を防いだ。

遠い未来、地上世界:東京が再び人類が生存可能となるエリアとなるであろうとの淡い希望を信じたからだ。

その可能性が花開いたとき、人類が再び地上に戻る為の新しい身体の管理として技術者の2名が地下世界の中枢の管理者として選ばれる。

彼女らは、ミカヅチとミカボシという名であった…

●②黎明:居住区(ナカツクニ)の形成

ミカヅチとミカボシは協力し、人類の思考(魂)を眠らせ管理する機構:八重垣に残るリソースで地下世界の開発にあたった。

目的はただ一つ、いつの日か訪れるかもしれない東京(地上)の回復が成された時、八重垣で眠る人類(思考=魂)が地上に戻る為の器(身体)を用意するためだ。

新たに身体を生成するシステムは構築済みである。

彼女達は最初に数組の男女を生成した。

そして、地下世界に彼らを放ち、八重垣から最低限のリソースを使って地下世界にその小さく狭い生存圏を確立させる事に成功する。

彼らは繁殖し、徐々に人口とその生存圏:居住区(ナカツクニ)を広げていく。

だが、そもそも八重垣のリソースを使用しなければ生存しえない地下世界…

ミカヅチとミカボシが管理する八重垣のリソースにも限界がある。

月日は流れ、八重垣の余剰リソースの限界を迎え、これ以上の生存圏の拡充が不可能になった際、事件は起きる。

最初の数組から人口が増えると共に、各氏族が形成されてきたのが裏目に出た。

限りある生存圏に対して、各々の氏族の繁栄を優先するため、氏族の男長が中心となり争い始めた。

各々の子孫のために再び殺し合う事になる人類…

結果、その生存圏は崩壊しかけてしまう。

ミカヅチとミカボシは協議する。

このままでは、地上の人類の二の舞だ…

ならば、プロジェクトをやり直す必要がある…

●③明けの明星:新人類と禁足地

ミカヅチとミカボシによる新しいプロジェクトが始動する。

ミカボシは新人類の形成を担当することになる。

ミカボシは、新しく八重垣の思考(魂)の器として新しい形の人類を形成した。

まず、争いの元となりえる父性と支配、暴力の要素を出来る限り減らした人類を生成する。

その為に性別としての男女という区別をなくし、男性の要素を廃し、女性だけでも子孫が残せるようなシステムを構築した新人類を生成した。

また、群れとなる新人類を統率・管理する為、宗教を参考に巫女という役割を作る。

巫女を居住区(ナカツクニ)の中心とし、巫女の指示に人々が従うようにする統制システムを新人類に施した。

また、指導者が多数現れるのは争いの火種となる。

その為、巫女の継承は血統性とし、その一族を敬うようにも仕向ける必要がある。

その為には歴史も必要である。

ミカボシは新人類から最も知能に優れた個体1体に穢れとしてその身体を封じるシステムを発生する仕組みを施す。

穢れの概念により巫女の存在意義を新人類に根付かせ、同時に最も優秀な人物に歴史の記録を付けさせる事とした。

ミカボシが新人類に居住区(ナカツクニ)を引き継がせる手配を進める一方、ミカヅチは必要のなくなった旧人類の処理にあたる。

本来の予定よりも早い段階ではあるが、限りあるリソースから生んだ器である。

使わないのはもったいない…

ミカヅチはいらなくなった器に八重垣の思考(魂)を移す実験を行う事となる。

そもそも、東京(地上)が回復される事を前提としたこのプロジェクトにおいて必ず成功させねばならない事項だった。

新人類が居住区(ナカツクニ)に放たれる前に、全ての旧人類を処分しなくては…

ミカヅチの行った処置により、旧人類の魂が八重垣の魂に上書き処理されていく…

1つの器に2つの魂…

その実験は非常に難解な結果を出し、拒否反応により崩壊する器もあれば、身体の形状を変え大蛇に変貌を遂げる者もいる…

大蛇となったモノは、まるで獲物を定めるかのように旧人類に襲い掛かりその命を絶っていく…

ミカヅチはその大蛇達を居住区(ナカツクニ)の外へと追い出した。

ミカヅチにとって、彼らは同族である。

その命を絶つのは忍びない…

必ず達成されなければならない事項に伴う実験の被害者なのだから…

せめて、八重垣の外に出れた一時の自由(夢)を楽しむと良い…

彼女は同情と優しさで大蛇(オロチ)解き放った、それだけだった…

●④曙:狩人

ミカボシの新人類の形成は成功し、新しい人類(器)は限られた生存圏である居住区(ナカツクニ)の中で安定した生活を送りだす。

同時に、ミカヅチの実験も旧人類から新人類へと移行する事となる。

1つの器に宿る魂を八重垣の魂に上書きするミカヅチの実験は難航し、多数の試験体は大蛇へと変貌していった。

大蛇は数を増やし続け、居住区から出た新人類も大蛇の餌食となる事も問題となった。

ミカヅチの同族への同情もあり、ミカボシは新人類の中から最も身体に優れた者に大蛇(オロチ)を狩る狩人という役割を施すこととした。

また、狩人の行動と試験体の状況を記録するように巫女を通して徴憑きに指示し、逐一実験結果を記録し続ける事になる。(後の遺稿へ)

●⑤黄昏:今作本編

時は流れ、居住区(ナカツクニ)の管理は安定したものとなる。

ミカボシが作った新人類は巫女の統制と徴憑きの歴史編纂により安定化し、居住区の外、禁足地の大蛇達は歴代の狩人達により屠られ、地下世界は一応に機能してはいる。

ただ、やはり難航しているのはミカヅチの実験だ...

そんな状況で奇跡が起こる。

ホムラという狩人により、最後の大蛇が屠られた時…

その大蛇は露と消え、その露は一人の少女と化すのであった。

その少女は、以前の記憶を持たない少女だった。

狩人はその少女にクシナという名を与える。

その偶然が糸口であった。

カミヅチの実験は、ついに成功したのだ…

カミヅチは大いに興奮した!

コレで、この壮大なプロジェクトの重要事項は達成できた!

であれば、次にプロジェクトの障害となるのは…

大蛇殺しを役割とする狩人の存在!

カミヅチは狩人(ホムラ)の魂を八重垣の魂=大蛇(オロチ)の魂に上書きする準備を始める。(断章:焔)

ただ、その実験の成功はあまりに時を浪費しすぎた…

カミヅチは気づいていない…

ミカボシが自ら誕生させた新人類を愛している事に…

●⑥宵の明星:今作本編のその後

地上に出たホムラとシラハは、荒廃した地上世界:東京で支え合って生きる。

身体に欠陥を持つシラハを身体に優れるホムラが支える。

狩人としての知識しか持たないホムラをシラハがその知識と知恵で支える。

二人のその後がどうなったのか?

人類は再び繁栄する事が出来たのか?

それはプレイヤーの感性次第です。

スタッフロールの前に流れる映像。

廃れた建造物の間から見える空…

あれはホムラが地上世界で初めて見た空の映像だと想っています。

スタッフロールの後に流れる映像。

立ち並ぶ建造物と水が溢れる映像。

ひょっとしたら、ホムラ達の子孫が再び地下へ向かわざるを得ない(歴史は繰り返す)状況になる暗示なのか?

それとも、ミカヅチやミカボシ達地上人が、このプロジェクトを発動する時点の映像なのか?

と、そんな感じの私の感性による考察でした…

葦原のアニマとは:

地下世界で誕生したアニマ(魂)と地上世界で誕生したアニマ(魂)の物語。

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