今回は、結構好きな人にはドハマるタイプのゲーム、steam版:溶鉄のマルフーシャです!
steam版は開発&販売者ともにhinyari9さん、個人でなんでもやっちゃった感じですかね?
ちなみにSwitch版はPLAYISMさんが販売されています。
PLAYISMさんと言えば、何回も泣かされた人狼系ゲームの販売会社さんでもあり、今後の予定として気になったゲームが多数ありますので、何回か出てきそうな気配があります。
そのくらい良いゲームを販売してくれていますね!
なお、Switch版にはオープニングムービーがあり、ギャラリーモードも搭載されているようです。
ギャラリー自体はsteam版ではDLCとなっている為、ゲームだけ楽しむならsteamで問題ナシかも?
では今回のお品書きへ!
物語紹介:あらすじ
物語の始まりは、主人公:マルフーシャと義妹:スネジンカが暮らしているマンションに唐突に召集令状を持った役人がやってきた所から始まります。
プロローグ自体は無声映画のようにSEだけで物語が進みます。
こういう始まり方、斬新な感じがしますね。
招集令状に目を通す主人公…
優しい姉は不安そうに眺める妹を少しでも安心させようと頭を撫でてあげます。
そんな姉に「大丈夫だよ」と気丈に微笑む妹…
良い姉妹ですね…
そのまま役人達と共に部屋を後にする主人公と、ただ扉から眺めるしかできない妹…
この辺からswitch版のオープニングムービーに繋がる感じですね。
宿舎に到着した主人公:マルフーシャの前に、監督官(上官):ライカが門兵の仕事内容を伝えにやってきます。
「我が国で門兵の仕事はとても簡単」
「我が国は隣国すべての国と戦争状態にある」
「前線を抜けてきた少数の敵機械兵を発見し排除するだけ!」
この設定を覚えておくと、とてもコノ世界観に入り込めるのでオススメですw
要は…
「サーチアンドデストロイ、サーチアンドセストロイだっ!!」
(by ヘルシング機関:メガネの男前女長官)
それでは門兵としての初勤務開始!
最初の数日はチュートリアルなモノなので楽勝♪
画面上部のゲージがありますが、コレが守るべき電熱の国:カゾルミアの門のHPみたいなものです。
敵機械兵の攻撃により門が損壊していき、緑のバーまでに被害を抑えたなら完全防衛によるボーナス支給!
黄色ゲージ以下まで損壊した場合、逆に門修理費を請求(給与天引き)されてしまいます。(このブラック国家め!w)
そんなこんなで敵兵が各々の速度で地上や空から迫ってきます!
初期状態(他の銃を所持していない)場合、国民全員に配布されているハンドガン(HG)をパンパン撃って機械兵を撃破することになるのですが、所詮拳銃なので威力・弾数・連射力なんてほぼないw
門兵就任から数日ならハンドガンでも裁けますが、ライカさんの言うように早いとこ他の銃を所持しましょう!
そんな門兵の一日が過ぎると…
お楽しみの給与が1日毎に支払われます♪
なんか支給額に対して控除額多くないか?w
給与が支払われた次にランダムで3枚のカードが提示され、所持金から能力UPや銃の購入などを行います。
なお、このゲームでは1日毎にハンドガン以外の銃は消耗していきますので頃合いを見て別の銃に持ち替えましょう。
提示されるカードの中には…
主人公の相棒として他の門兵を1人だけ雇うことができます。(別キャラを雇った場合、相棒が解雇される)
ちょいと気になったのが相棒を雇う時に1度だけ金額を支払い、以降相棒分の給与が天引きされていない…
各自に給与が発生しているからだと思うけど、もしや奴隷契約か?w
そんなこんなで相棒を雇うと…
自己紹介と共に相棒が参戦!
「俺たちがディフェンスで嬢ちゃんがオフェンスだ!」
「俺たちケンカ弱ぇからよ…」
と、超カッコいい傭兵隊の隊長さんを偲びつつ…
相棒は門下で各々の獲物で迎撃態勢(静止射撃)をとります。
主人公:マルフーシャが前線で殲滅、撃ち漏らした機械兵を相棒が殲滅する前後衛の防衛網を築こう!
そんな感じで順調に門兵に慣れてくると…
突然の増税宣告!w
しかも消費税なのに事前に定額控除とか色々おかしくないか?w
おのれ、クソ国家め!w
そんな宣告直後の給与明細を見てみると…
ウハ、完全防衛でボーナス支給されてるのに控除が高くて支給額が!w
税金納税ゲームと揶揄される所以ですなw
そんなこんなで門兵勤務40日経過しました!
この40日が一つの目安となり、この期間の戦績を総評価してくれます。
なお、コレで1週目が終わりではありません。
以降、激戦は続いていくわけで…
※なお、戦績次第でコレで終わりになりますが…
かくして、主人公:マルフーシャは門兵としての門に迫る敵機械兵の排除を続けていくこととなります。
彼女を支える(むしろマルフーシャが養っている?)彼女達と共に国家を守るための戦いは続くのでした…
そんな感じの物語です。
基本、敵との戦闘がメインでサクサク1日過ぎていきます。
彼女達の戦いの最後を見届けていきましょう…
では恒例の悪い点から行ってみよう!
悪い点①:ほぼ鬱展開な物語
戦争モノの物語なので人の生死に関わる物語となります。
その為、展開的には鬱ゲームな様相を見せていきます。
例えば、戦記モノとしては戦場のヴァルキュリアシリーズみたいな…
ただし、このゲームではほぼ希望が見えない物語になります。
何故そうなるのかといえば、この世界の真相を語る上で外せない上級サブマシンガン兵:ストレルカを相棒でクリアしてみると…
その他キャラが相棒でのエンドでも物語られてますが、特に物語の真相をモロに話してくれています。
その為、最初に彼女を相棒にするのを強くお勧めしません!
この子のエンドは最後の方で良いと思います。
その方がプレイヤーとしては一番楽しめると思われます。
この腐った国と○○唯一主義が蔓延ったクソみたいな世界で、私(プレイヤー)と彼女達による戦いの記録…
悪い点についてはそのくらいですかね…
では、次に良い点行ってみよう!
良い点①:低価格帯ながら、かなりやり応えあり!
steamでの通常価格780円と大変お手頃!
さらに過去のセールで35%OFFの513円で販売されていたようですが、この内容ならセールじゃなくても気になったら買いで問題なし!
switch版も通常価格1,180円で販売、セールで20%OFFの944円でDL販売されてますね。
…こうやって見るとやはりswitch版の方が高い…
この差は何ぞや?
switch版はPLAYISMさんが販売、OPムービーと曲が追加されているようですね!
映像とOP曲はYouTubeや公式HPで流してくれているので、steam版でも良い感じですね…
プレイヤー的には良い事なんだけどねw
ちなみにPLAYISMさんの作品、私的にかなり良いもの揃ってるので好きな会社さんではあります。
なお、私が各エンド見終わったのが約10時間くらいなのですが…
物語が終わると俄然やる気を失くすライトゲーマーな私ですが、未だに遊んでいますw
その辺は良い点⑥にて!
良い点②:低価格帯ドット2.5D作品の名作
2.5Dの名作としてスクエニのRPG:オクトパストラベラーとかが挙げられますが、あそこまでキレイとかそういうのではないのですが、古き良きドット絵の美少女達が銃乱射する作品。
特に良い点①のようにそもそも通常価格が安すぎるので、その影響もあってかなり好感触です。
あと、ジト目というか半眼キャラ多数なのも良いところ?w
更には、その戦闘服というか制服+黒ストッキングも良いぞ!(マテ!)
グラフィック的には電熱の国:カゾルミアの外門の重厚さ(だが、しょっちゅうボコボコになる)、低級国民街のゴッタ煮感+内門の貧弱さも良く表現されています。
↑実際のプレイ動画:初日~10日までが1サイクル!
良い点③:総勢8名の彼女たちの物語
主人公:マルフーシャ一人だけでもゲームは進んでいきます。(エンドの一つにマルフーシャのみでクリアというのもある)
ただ、このゲームは魅力的な美少女たち(変キャラ多い)を相棒に門兵ゴッコが楽しめるのでお気に入りのキャラ見つけても良いのでは?
私的にストーリーの核心:ストレリカ以外で心にキタのはフェリセットかな…
ちゃんと見せ場があって良かったし、エンド7の「少し○○な程度では、どうにもならんのだよ」というのもガツンとキタ…(真エンドの伏線となる)
良い点④:コレクションで彼女達やミリタリーな世界観の確認
相棒にしたキャラクターはコレクションに履歴書?が残ります。
あと、GETした武器の解説も残りますね。
更に到達した各エンドの再生ができるのですが、まあ鬱ゲームなので何度も見たいかといわれると…
強いて言えば、各エンドのご褒美イラストをボタン一つで見れるようにしてほしかったなぁ…
※カゾルミアの風景(見下ろしてるアレ)の後に各エンドのご褒美イラストがランダムで表示されます。
なお、Switch版ではギャラリーがあるとか?
良い点⑤:戦闘幕間の宿舎シーン!
ストーリーモードでは10日毎に宿舎モードに切り替わります。
宿舎で休暇を楽しみましょう!(てか、10勤1休…)
誰を相棒にしているかで無機質な宿舎内が様変わりしますよ!w
そんな宿舎のお楽しみは何して過ごすかですよね!
食事をとればランダムで能力UP、冷蔵庫の飲み物を取ればマガジン容量+1(謎)
食事については…運によってはなんというブラック国家w
そして、もう一つの過ごし方に…
シャワーを浴びるというのがあります!
弾の集弾性能とリロード速度がそれぞれ上がりますので、お得感あり!(※ゲーム中の獲得カードで集弾・リロード・弾丸速度は出にくい)
そんなわけでストーリーモードではほぼコレ一択になるかと…
「やましい理由じゃないですよw」
良い点⑥:チャレンジモードでレッツサバイバル!
ストーリーモードでは主人公:マルフーシャのみしか動かせませんが、チャレンジモードでは相棒の彼女達を動かして門兵活動が可能!
各キャラごとに能力や個性があり、今日はこの娘で遊ぼうかな…っと気楽に楽しめます!
やること自体は変わらないのですが、ストーリーモードは日数毎で敵数や種類が固定なのに対して…
チャレンジモードでは敵がランダム出現の為、ボス級機械兵複数とかあります…
奴らが迫る前に能力強化必須!
ちょっと画像取ろうとしてプレイしたら、いつの間にか数十日経過しているとかは、このゲームあるあるだと思ってますw
更に更に、チャレンジモードでも宿舎シーンがあり、操作キャラが違うという事は…
「やましい理由じゃないですよw」
そう、集弾性能とリロード速度が欲しいからですよ…(視線を逸らす)
では、まとめ行ってみよう!
まとめ:
この腐った世界で愛らしくも儚い彼女達と戦った100日間戦争!
ジャンプとか複雑なアクションのないハクスラ系アクションシューティング!
とにかく素敵な戦闘服&黒タイツな彼女達が鉄の機械兵に向けて銃を乱射しまくるゲートディフェンスゲー!
特に連射力&弾丸速度&リロード速度マシマシになった後のサブマシンガンとか超絶気持ちいい!w
更に彼女達の私生活(?)と入浴シーンが拝めます!(マテw)
特に誰を相棒にしたかで宿舎の状況がガラッと変わるのもGood!(本の山は一見の価値ありw)
難易度変更などはありませんが、シューティング苦手な私でも初見でクリアできたのでそこまで難しいものではないです。
気軽にサクサクdayが進んでいきますので、ある意味爽快で痛快なゲームです。
悪い点については1点くらいしか存在しない良ゲームなのですが、
この世界観をどう受け入れれるかどうかが一番大きくて評価に直結しそう…
(もちろん拒否しても良いが、許せるかどうか?)
ほぼほぼバッドエンドな世界観を許容できるかどうかが一番の分かれ道。
そして、最良のエンドを勝ち取ったとしても…あなたはどう感じましたか?
私は…
- あの期間メチャクチャがんばった自分を褒めたい気持ち(特に観覧車の撃退)
- 題名回収が決まった!という高揚感
- ある意味でマルフーシャの望みは叶った…だがしかし…という哀愁
マルフーシャ2がもしあるならば、彼女がどう動くか…いや、誰のために戦うのかが気になりました。
※続編:救国のスネジンカが2024/8/27リリース予定!
世界観についてはswitch版だとオープニングムービーが付いてます。(steam版は残念ながらない…)
↑PLAYISMさんOP(Steam版では見れない)
それを見て、少しでも心が惹かれるものを感じたなら、仮にセール対象じゃなかったとしても絶対に買って損はない作品です!
そう、なんかそう言い切れてしまうスゴイ作品ですね。
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