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Switch ヴァンブレイス:コールドソウル 感想・評価①

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※ 4/10追記あり。(大切な所忘れてた)

俺「アクションばかりで疲れた。隙間時間で進めるRPGってない?」

回答「かなり癖があるけどLVアップなし探索系ゲームがある。あと、世界観が独特だから、世界観のレジュメ用意してみたぞ。」

今回紹介するのは、ニンテンドーeショップで発見しダウンロード購入した探索系RPG「ヴァンブレイス:コールドソウル」です。

現在のところ、スイッチ、PS4、Steam(日本語未対応)にて販売されていますね。

ちなみに制作会社はDevespresso Gamesという韓国のゲーム会社の様で、もちろん日本語対応なのですが、海外ゲームによくある「?」と思える掛け合いがあったりします。

感想、評価をするうえで、特に癖が強いと感じてしまう悪かったところを載せていきたいと思います。(※この記事のサブ要素)

  1. セーブに時間がかからない分、ロード時間が若干長い。
  2. ユーザーインターフェイスが若干悪い。
  3. 世界観が独特ゆえに物語を進めないと世界観がわかりずらい。
  4. 手動セーブがなく、謎にオートセーブが多い。
  5. 2週目以降の引継ぎ要素が少ない
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悪い所①:ロード時間が若干長い

スタート画面からプレイデータのロードと、地上に上がる&降りる時に少し長いロード時間が発生します。特に後者で地上に上がる際に今回の遠征のダンジョン構成を決めていると思われるので、そこはまあわかるのですが、降りる際は別にいらないのでは?(それとも、地上⇒地下へ即戻りできる仕様だからか?)

悪い所②:ユーザーインターフェイスが若干悪い

良くも悪くも十字キーなどで該当メニューに即飛べる所はまあ良しとして、一番面倒なのが重量制限や倉庫などで一部のアイテムを捨てる際、または選択肢を選ぶ際に感じます。このゲームでメインで使うボタンはLアナログスティックですが、普通であれば押し続ければ数量を素早く選べると思うのですが、ソレができない。10個中から5個選ぼうとすれば、5回スティックをカクカクと…コレがめんどくさいです。

悪い所③:ゲーム開始当初から説明があまりないので世界観や勢力がわからない

プレイヤーは登場初期のリリック同様に、「え、どういう状況?」の状態で始まります。

世界観が独特なのは良い。

しかも情報が少ない上に絶望的状況から開始という状況も良かったりするわけですが、ちょっとプレイヤーを置いてけぼりにしてる感があり。

ゲームを進めていくと何となく世界観を掴んでいくことができるのですが、どうしても「???」が続いて、「よくわからん!(コントローラーぽいっ♪)」ということもありえそう…

というわけで、下記にゲーム開始時点の状態の世界観&勢力図をざっくりまとめてみました。

もしもこの記事を読んで、ちょっとやってみようかなと思われた方はコレを見ながら進めてもらえれば世界観を掴みやすいのではないでしょうか?

悪い所④:オートセーブが頻発する。

ウィザードリィ同様と言えばよいのか、戦闘終われば即セーブみたいな感じになっていて、セーブ自体を気に掛ける必要がないのですが、「別の選択肢ではどうなるのか、ちょっとやってみよう」など、手動セーブの良い所が使えません。もしも初回プレイ時で選択肢を間違えた場合、イベントが終わる前にソフトを終了すればイベント開始前に戻ることもできます。しかし、このゲームは選択肢で即ゲームオーバー的な選択肢は存在せず、3つのエンドに関連するか、もらえる衣装やリリック限定装備が変わる位なので、初回プレイは赴くままに選べばいいのではないかと思います?

そして、コレが一番つらい所なのですが、一度クリアすると、そのセーブデータを使ってもう一度ラスボス戦をしたり、今まで集めた写本の写しを見直したりなどができなくなります。コレが一番ツライ!

悪い所⑤:2週目以降の引継ぎ要素が少ない

まず、引継ぎ要素としてはリリックの衣装(これ大丈夫かなという衣装も…)と実績が引き継がれます。このゲームのエンドは3つあり、それぞれのエンドによってもらえる衣装が異なります。その為、衣装コンプするなら少なくとも3週クリアしなければなりません。

ですが、悪い所④が関連し、選択肢を変えてプレイする事ができません。そして、このゲームはLVアップがなく、装備依存のゲームでありながら装備の引継ぎがない。⇒1からアイテム集めをして行くことになります。

「え、マジか!?」と思う方がほとんどかと思いますが、救済として「失われた博物館でシナリオワープ」・「そもそもレベル上げの必要なし」・「装備はお金を貯めてジェラードガチャ」といった感じで他のゲームの最初からやり直しとは違い、ある程度端折る事も可能です。

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次はこのゲームの良い意味で癖が強い所も載せておきます。(ココがこの記事のメイン要素だよ!)

  1. セール利用でとってもリーズナブル。
  2. 古き良きTRPG要素を思い出す仕様。
  3. システムがウィザードリィよりも厳しく、かつ救済あり。
  4. 独特の世界観とBGMが醸し出す緊張感。

良い所①:セールの利用で破格のコスパ

Switchでダウンロード価格が2,980円と「そもそも安い」のですが、ニンテンドーeショップはよくセールをしており、このゲームも度々セール対象となっています。私がセール利用で購入したときは70%オフでなんと894円で購入できました!そして、現在全衣装&全実績解放済みで記事まとめ用で4週目をプレイ中ですが、この時点でも50時間程楽しめています。このゲームの独特の雰囲気が結構好きなんです。

★時は大正、外側の人間には好意的だが、閉鎖的な風習・宗教を続ける村があった的な和風ホラー記事↓

良い所②:TRPGの雰囲気を兼ね揃えており、あの時代のおっさんゲーマーホイホイ感

一般的に例えるなら、インターネットや携帯普及前、公衆電話のポケベル待ちを見てきた世代。そしてオタク的に例えるなら、グループSNE・ドラゴンマガジン(富士見書房)・スレイヤーズ・ソードワールド・ロードス島・マギウスなど、ちょっと気になるワードがあった方には懐かしく感じるのではないでしょうか?システム的にはマギウスのだんぢょん大作戦っぽい感じかな?(ダンジョンのマス毎にトランプ置いてイベント発生的な感じだったと思う)

良い所③:ウィザードリィ的なロストシステムあり。だが、救済的でもある。

ウィザードリィのシステムで、キャラクター死亡⇒復活失敗(灰状態)⇒復活失敗(キャラロスト)となりますが、このゲームは死亡=即ロストです。しかも、体力と別で活力というパラメーターがあり、どちらかが切れると即ロストです!その為、慣れるまでの間はウィズ並に緊張感のあるプレイが楽しめます。

「え、じゃあキャラの育て直し?」と思われるかもしれませんが、そもそもレベルがありませんのでそこは気にせずOK。しかも、傭兵掲示板を漁れば大体よく似たキャラが見つかりますのでご安心を。(一部のグラフィック違いのキャラは地上で再スカウトしなければいけませんが、掲示板キャラと性能差はほぼない。むしろスキル厳選しやすい掲示板のほうが圧倒的に楽)

※一番気にしなければいけないのは装備品のロスト

良い所④:氷に閉ざされた街と雰囲気に合ったBGM。絶望から希望への独自の世界観。

上記に載せた世界観と勢力のまとめを見てもらえばわかるように、このゲームの世界は最初からほぼ絶望的な状況から始まります。しかも、遺言の謎や物資の不足、仲間であろう地下勢力も仲違い中というおまけ付き。そんな状態からの復活劇になっていくのですが、これがまた一筋縄ではいかない。このゲームの結末はクリア後のお楽しみなのですが、最初のクリアで一番良いであろうエンドを経験した自分であっても、「え、ん?」という感じで謎を残して終幕します。それが気になって再プレイして別エンドを迎えると…ああ、そういうことかと自分で補完していくことになると思います。

上記はストーリー要素の話になります。実際のプレイ中はと言うと、氷に閉ざされた絶望の世界を散策するというゲームの演出がとてもそう感じれて良いですね。道中のBGMが静寂の町を演出し、イベントやグラフィックが死霊の跋扈を強調、そして戦闘BGMが死と恐怖を駆り立てる。また、野営については敵の襲撃の不安感を募ります。全体的にこの物語の特徴を掴んでいて良い印象を感じました。

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さて、下記からは興味を持った方で「よし、プレイしよう!」と思われた方へのアドバイス的なお話になります。

アドバイス①:マップと進行方向に注意しよう!

このゲームはダンジョンを1部屋(マス)移動すると移動毎に活力を消費します。(衰弱などバッドステータスで体力も減っていきます。)

その為、移動先を間違うとドンドン死に近づいていくため、良くマップを見て、どの扉から進入するかを確認していくのが重要です。慣れないうちは同じところをグルグル回って活力がカツカツという事にもなりえます。下記に画面の向きを解説します。

マップ画面を開けてみると各部屋(コマ)毎に小さくカメラマークがついています。このカメラが横スクロールの右側と覚えておくとダンジョン制覇が非常に楽になります。

丁度こんな感じに思っていただければ良いのではないでしょうか。

アドバイス②:主人公リリックだけ、物語が進むとステータスアップができる。

レベル自体がないゲームですが、物語が進むとクリアまでに計7回主人公のステータスを上げることができます。そこでまず悩むのが、どのステータスを上げるか?です。結論から言うと、何を上げたとしても装備品を揃えてPT内で各役割が得意なメンバーを揃えていけば問題なくクリアできると思います。しかし、特に戦闘について言えばリリックの知覚(罠回避と行動順に影響)を上げていくと少し楽ができます。理由は、コレ!

各キャラの妙技(スキル)を使うには妙技ポイントを貯めないといけないのですが、これは攻撃を当てたり、何かの判定でクリティカルが発生すると貯めることができます。ダンジョンを進むと結構な割合で罠が仕掛けられています。一番知覚の高いキャラが罠回避判定を行うのですが、コレでリリックの妙技ポイントを稼ぐことができます。貯めた妙技ポイントで戦闘開始時、素早く先制して「旋風」で敵前衛を削るといった戦法が取れます。

ちなみに各種判定で使われるステータスについて、体感ですが該当ステータス5でたまに失敗。6で判定が安定する感じでした。商才によるジェラードガチャについては6でも残念なことになりえますけどね…。また、竜戦士&狂戦士をPTに入れる以外の携行量増加はリリックのステータスアップのみとなるので、携行量UPも地味に冒険の手助けになります。

アドバイス③:他のPTメンバーのオススメ

アドバイス①でも書いている通り、各役割が得意なメンバーを揃えていけばOKなので自由な編成も可能です。その中で私が便利だなと感じたメンバーについては、

孤盗:通常攻撃が範囲攻撃なので、リリックの「旋風」+孤盗の範囲攻撃で素早く敵前衛を沈める戦法が楽だと感じました。ただ、孤盗は体感でクリティカルとミスが結構出やすいと感じたので、あくまでも好みで選べばいいかと思います。また、技巧4と高いので、装備で技巧を補強してガンガン物資回収していけますし、闘技を補強した状態でクリティカルが出たら合計ダメージが素敵になります。妙技ガチャは鋸鉤持ちにしておくと後衛にも攻撃出来たり、ボス戦でも継続ダメージを残せるのでお勧めです。

孤弓師:商才と監視が高く、知覚型リリックの場合、あとは技巧キャラをどうするかを考えるだけで良くなります。あとはジェラードがいたら商才装備、野営するときは監視装備と同ランク帯の装備を付け替えしていけば体力の増減を気にしなくても良くなります。(孤盗の技巧・闘技装備も同様)

また、「花火筒(あまり見かけない)」だったかな?専用装備を装備した場合、妙技「矢の嵐(全体攻撃)」が「花火矢?(うろ覚え)」に変わり、固定ダメージ3の全体攻撃に強化されるのでアタッカーにもなれてしまう。もしも花火筒がなく、装備が揃ってジェラードガチャの必要がなくなり監視担当もいるなら外しても良いですね。

追伸:

ヴァンブレイスって英語の籠手の直訳なんですね。…ん、じゃあリリックが英雄の籠手を装備すると籠手の2重装備に…

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