俺「なんかサクッとアドベンチャーなゲームない?何週もしたくない!」
回答「じゃあ、小説【ぼっけえ、きょうてえ】を読み終えたみたいな和製オカルトホラーなフルボイス3~4時間コースでどう?」
今回紹介するのは国産同人ゲームの「マヨナカ・ガラン」です。
制作サークルを確認していてわかったのですが、コチラの作品はINDIE STREAM AWARD2016の審査員特別賞作品みたいですね。ちなみに主役:はももるさんは、このサークルゲームの看板キャラみたいですね。(可愛いですから)
コチラの作品はSwitchだけではなく、PS4やSteamでも遊べるみたいです。
感想・評価を書いていくうえで、先にどうしても書いておきたい事があります。
それは、
- 非常にネタバレになりやすいゲームの為、ゲーム購入の動機になり得そうな内容を注意しながら書いています。
- 読んでいる途中で興味を持ったので購入しよう!もしくは、将来的に購入しようと考え中の方も、必ず最後まで読んでから注意して購入してください。
それほどまでに、ネタバレ情報を知ってしまう(運営の罠なのか?)と面白さが半減します。
今回も先に悪い評価から書いていきます。
- 独創的な背景グラフィックで目が痛い。
- 美麗な3D時代にプレステ時代の3D?。
- ソフトの売り方と言うか何というか…
悪い点①:独創的な背景グラフィックがとっても目にクル
何というんでしょうね、絵柄と言うか何というか。背景のいたるところに和風な独創的背景が入っていて目が痛い…。下記にも載せてますが、グラフィックがどうこうよりも物語がメインなのでその辺はやりすごしてください。ただし、一つだけ目印としてですが、
このゲームの村人は主要キャラクター以外は大体こんな感じのグラフィックになり、プレイヤーはこの目の様な丸い模様を顔もしくはズボンにつけてますので、コレを目印にしてみてください。
悪い所②:プレステ時代を彷彿させる3Dグラフィック
例えば、主人公:はももるについて…この子可愛いよ!ストーリでも愛くるしさが凄く出てます。また、鼻眼鏡感もとっても素敵です!(※管理人は眼鏡属性に恐ろしく弱い)
村長代理:寿安について…まあ、こんな感じのグラフィックでも問題ないと感じます。
村の神父:黒洲について…主要キャラなのに上の二人よりも手抜き感があるような気がしてくる。
そして問題のこの方、お嬢様について…
もっとこのキャラはグラフィック頑張らないといかんだろう?特に横向きのお嬢様は何というか残念過ぎる…
とは言っても、書いてる最中で同人ゲームでもある事もわかったし、労力とコストの面からそこは致し方ないと思われます。また、審査員賞もグラフィックがどうこうではなく、物語と独自性が主な所だったのではないかと考えます。
悪い所③:ソフトの売り方というかなんというか…
これについては良い点④で触れます。ゲームを売りたい側の意図としてはしょうがないのでしょうが、せっかくプレイしようか悩んでいる人に対して面白さの部分を無くすようなことするんじゃない!
次からが良かった点です。
- 小説1冊分の価格で1冊分のサウンドノベル。
- しかもフルボイス仕様で、かつ声優陣が頑張っている。
- ステータスでその日のキャラクターの目的や村人の状態が変動しているのがわかる。
- 独自の世界観とラストの和製ホラー特有の寒気を感じられる。
良い所①:小説1冊分のコストで1冊分のサウンドノベルが楽しめる!
一応注意ですが、この作品のダウンロード通常価格は1,222円です。以前に載せたヴァンブレイス同様、ニンテンドーは結構な頻度でセールをしており、今回50%オフで611円で購入しました。もしも通常価格でならコスパ悪いですが、セール価格位なら小説1冊買って1冊分読むのと同じような感覚と感じました。
良い所②:フルボイス&3Dアニメーション!声優陣も良かったよ!
- 橘はももる:嶋村侑 知ってる役:進撃の巨人(アニ)
- 大臼寿安:加藤将之 知ってる役:ごめん、私の修行不足だ
- 岡田黒洲:阿部敦 知ってる役:刀語(鑢一根)
- お嬢様:菅沼千紗 知ってる役:ヒロアカ(ラグドール)
- ???:池田海咲 知ってる役:近頃アニメ見てないことに消沈
声優さんにトント疎くなったのでアレですが、登場する村人まで声がありますし動きます。上記で小説1冊分のコストと言いましたが、これらを含めたらオツリがもらえますね!また、声優陣が凄く頑張ってくれているのでストーリーを違和感なく楽しむことができました。特に、はももる&寿安はセリフも多いので聞き惚れました!
良い所③:劇中のキャラクターの状態が確認でき、キャラの目的・状態がわかる。
アドベンチャーなのにRPGみたいにステータスを表示することができるのですが、特にこのシステムがよかったのはゲーム中~後半ですね。
詳しくは載せませんが、プレイ中にチョイチョイ確認してあげると目的や状態の変化がわかってドキドキします。朝・夜・一日の終わり位に見てあげると和製ホラー感をくすぐります。
良い所④:独自の世界観と和製ホラー特有のあの感覚!
時代は大正、周りは着実に近代化していくなかで、外から来る人間に好意的であるにも関わらず、自身たちはこの村の宗教や文化的閉鎖性を固持し続けています。それを何とかしようと、村長代理の寿安が町おこしを起こそうとしているわけですが、コレを以前載せたヴァンブレイスの様な解説をすることは出来ません。
何故か?
「それは完全にネタバレになるからです!」
このゲームを楽しむ上で、必ず気を付けて頂きたいことは、
「如何に事前情報を見ずにこのゲームに辿り着き、情報なしでゲームをプレイできるかです。」
ちなみに、ゲームについては隠し要素なし・攻略法不要・物語は一本道なので必ずクリアできます。
なので、攻略するためにネット検索とか全く不要です。
前述の悪い点③の話になりますが、ニンテンドーイーショップで購入をする際も、ソフト内容説明欄を下にスクロールしないでください。その時点で面白さが半減するという恐ろしいトラップです!
その位、ゲームの説明をしようとするとネタバレ要素が出てしまいます。
てか、説明書いた人も説明しようとして墓穴踏んでますよね…
和製ホラーの何とも言えないあのゾクゾク感が味わいたい方は、何の知識もなしでプレイしてみてはいかがでしょうか?
クリアした方への追伸:
特に今日のワード記事は、この記事を書いた後の叫びが入っています。
普通は「はももる側の立場」で考えると思いますが、私はつい、「村人側の立場」でも感情移入してしまいました。
もし、自分もこの村で生まれていたらと思うと…貴方ならどうです?
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