というわけで、今回紹介するのは…まさに the スマホゲー!
Steam版のレプリカです!
ちなみに製作者は韓国の方でSOMIさんで、過去記事:リーガルダンジョンを開発された方です!
このゲームはSOMIさんが開発、手がけた罪悪感3部作シリーズの栄えある第1作目の作品となります!
(ちなみにリーガルダンジョンは第2作目なのだとか)
リーガルダンジョンでは、罪悪感というか…あのエンディングで何とも言えない気持ちにさせて頂いたのですが、今作品は 如何ほどのものだろうか?
なお、私はSteam版で購入しましたが、Switch版もありますよ!
ではでは、ゲームのあらすじ行ってみよう!
物語のあらすじ:
スタート画面のプレイボタンを押すと、いきなり謎の携帯画面とにらめっこ状態となります。
このスマホ、画面にロックがかかっており、とりあえずプレイヤーはポチポチすることになります。
なおこのゲーム、ずっとこの携帯画面を手で持ったままの状態(この画面の状態)で物語が展開されていきます。
とりえあえず、スマホのロックボタンを押すとパスワードの解除画面になります。
うん、 まさにスマホはこんな感じですね…
もちろん、パスワードはわからないので訳も分からずポチポチするわけですが…
ほんの少し時間が経過すると、突然の電話&メッセージが飛び込んできます…
通知画面なのでメッセージの一部しか見れませんが、内容から、このスマホの所有者の母親からの連絡か?
メッセージには、このスマホの所有者の誕生日はもうすぐなのだそう…
その後、所有者の学校の先生からのメッセージが届きます…
パスワードロック解除に成功すると、突然未登録の番号から電話がかかってきます!
もちろん、出る? or 出ない? と言ったドキドキ感があるのですが…
取るか取らないかはあなた次第!
なお、こういうゲームなどで取らなかった場合どうなるかはご想像にお任せします…
ちなみに電話に出てみると音声が流れるわけではなく、主人公と相手とのメッセージのやり取りで物語が進行します。
謎の人物とのやり取りで、どうも主人公は監禁されているようですね…
謎の人物から、「この携帯の持ち主が国家の安全に反することをしていないかどうかの調査」を行うよう依頼されます。
依頼というか…
「自分とその家族が政府の敵でないと証明するために、このスマホの所有者が反政府思想をもっているか調べろ!」
と言う、脅迫ですね…
そんなわけで、国家安保部推奨のアプリをダウンロードし、怪しい所をタップしていく…
という感じに物語が進行していきます。
ロックが外れた他人のスマホをポチポチ…
コレは今まで感じたことのない背徳感ですね…
そんな現代の必須アイテム:スマホの中は個人情報が溢れています…
先述のTo Doアプリで国家安保部が指定する項目を調査して報告(タップ)していきます。
そんなこんなで、国家安保部が要求してくるタスクに対して、他人のスマホを操作して目的の個人情報を報告していくと、
このゲームの主人公:トム・リフリが何故監禁されたのか、そしてこのスマホの所有者が何の嫌疑で国家保安部に狙われているのかがわかってきます。
主人公としては、監禁状態からの解放と家族の安全を求めて、成り行きで他人のスマホの解読を行っていくのが物語の流れとなります。
そして、主人公を監禁しているのは国家組織であり、国家を守るためには手段を選ばない…
もちろん、国家に非協力的な場合…
彼等の嫌疑は主人公:トム・リフリにも及びます…
トムは国家を守り、監禁からの脱出と家族の安全を勝ち取ることが出来るのだろうか?
では恒例の悪い点から行きましょう!
悪い点①:考えるんじゃない、感じるんだ!
コレ、攻略記事の検索なしでクリアできるのかな…?
次作のリーガルダンジョンは調書を読み解き、判例・法律を当てはめていくゲームですが…
考えるんじゃない、感じるんだ!というゲームです。
直感!
もしくは適当にポチポチして謎解きしていく事になります。
そもそも他人のスマホなので、どこに何があるかとかパスワード自体わからないわけで…
ひたすら誤ったパスワード乱打していくことで物語が進んだりすることもあります。
ぶっちゃけ、私がプレイした時「???」の状態だったので、何だか良く分からなってきたら
「レプリカ 攻略」
てな感じでググればいいのではないでしょうか?
それでも「???」になりそうな気配はありますが…
悪い点②:クライマックスには大きな壁が潜む!
ちなみにこのボタンの右側にある黒い凸ボタンを1クリックすると1分だけ強制的に時間経過します。
少々ネタバレになりますが、このボタンを押してある時まで時間を経過させなければいけませんが…
これ、腱鞘炎になるかというぐらいにトニカク連打する事になります…
腱鞘炎になりそうなブラジルのゲームがありましたが、アレはカワイイ+楽しいデスのでまだ良いデスが…
もうね、1クリック10分ぐらい…
いや、1時間くらい経過させてもいいのではないかと思う…
悪い点③:ゲームの肝を体感した後、トンデモ仕様に…
このゲームの肝であるエンド11に到達すると、上記仕様に強制的に変更されます。
良く言えば、開発者さんの趣味(他作品のオマージュ)に走るワケですが、多分プレイヤーはソレを望んではいないかな?
とはいえ、製作者のお遊び感覚的な箇所はいくつか散見出来ます。
↑のお話もまさにそう。
ココの謎解きしなくても物語は進んで行きます。
1つ言えるのは、開発者さんがかなりのマトリックスファンであること…
なお、1度でもこのエンドに到達すると、仮にゲームを初期化してもずっとこの機能が生きてしまいます…
ちょうど、例のボタンを押した後と同じように国(ゲーム)の状況を大きく変えることとなります。
では次に良い点行ってみよう!
良い点①:今、そのスマホを題材とした物語!
この現代で、ほぼ全ての人が持っているだろうアイテム、スマホ!
ゲームなのにスマホをポチポチしていくわけですが、アイコンがまたそれっぽい!
改めて思うのですが、現代の必須アイテム:スマホ…
これ、本当に個人情報いっぱい溢れています…
映画にもなっていますが、「スマホを落としただけなのに」という映画…
アレを彷彿とさせますね…
また、このゲームの様に超監視社会が到来したとして…
スマホというアイテムに関して考えさせられるゲームです。
良い点②:え、そんな価格で良いの!?
コチラのゲームの通常価格は298円!
…と、そもそもメチャクチャ安いのですが、結構な確率でセール対象となっており、私が買った時にはセールで67%OFFの98円で購入しました…
「いや、安すぎだろw」
ただし、攻略ページなど参照しながら攻略していくと、各エンド直ぐに到達してしまうので、完全制覇までは意外と短い…
そんな物語で特に一番長く感じるであろう悪い点②を鑑みると…
基本的に直感プレイで困りだしたら攻略記事を探してみてください。
良い点③:始まりからして戸惑いから始まる物語だが…
多分、ゲーム概要を知らずにプレイしたなら…(いや、知ってたとしても)
「え、何これ…何の状況?」
という状況に置かれてから始まるのがなんとも言えない…
ちょっと状況違うかもですが、始まりがヴァンブレイスみたいな感じから始まります。
そういう意味ではリーガルダンジョンを初めてプレイ開始始した感覚(いきなりあの事件)は似ているかな?
だがしかし、ゲームを始めたこの感じ、この感覚…覚えておいてください。
最後に貴方もきっと…
良い点④:スマホのアノ機能を使う練習にもなる?
スマホを閉じた後、再度スマホを開けた際のロック画面で表示される緊急電話、緊急通報機能って使ったことあります?
このゲーム、その練習みたいな事できますw
(まあ、結果はお察しですが…)
良い点⑤:エンド後にはお決まりの格言がキマる!
てか、めちゃめちゃムッソリーニがフィーチャリングされてます。
主に各エンドにて表示される↑のムッソリーニの格言ですが、
第二次世界大戦時のイタリア:ファシスト党のスローガンのようです。
要は、国家こそ全てである的な事でしょうねぇ…(まさにこのゲームの世界観)
てか、ムッソリーニについて調べることになるとは…
良い点⑥:そしてゲームはその深淵へ!
ゲームを進めて行くと、各種結末を見ていくこととなります。
そうこうしてこのゲームを掘り進めて行くと…
国家安保部から新しいアプリを提供されます。
そうです…
このゲームの深淵にプレイヤーは迫る!
では、諸々感じた私のまとめへ!
まとめ:
そんなこんなで 「The 人を選ぶゲーム」パターンのゲームと感じました。
本当にゲーム当初、スマホ一つ手に持った状態から始まり、説明やチュートリアルなどありません。
パスワードを解除してからが物語が語られ、チュートリアルが始まる…みたいな感じ。
流石にこのゲームが何のゲームなのか?
解らずに買う方は相当なレアケースかと思いますが、もし買った方がいたら…
正直、次作リーガルダンジョンを高評価していた身の上ですので、どう評価を書いていいものか…
すごく悩んでしまう作品でした…
まず、このゲームの深淵であるエンディング11に関して、リーガルダンジョンのエンディング13とよく似た感じ(罪悪感3部作の深淵)にはなると思うのですが…
どう考えても私の中ではリーガルダンジョンの方が余韻が良い…
(てか、余韻が良いというのも変な表現だけども…良い感想という意味でね)
コチラのゲームもリーガルダンジョンと同様にエンディング11にたどり着いて初めてゲームの真意を得る(●イヒマン的な)わけですが…
私的には説明不足は置いといて、最序盤はいい感じだったと思います。
途中からどうすれば全エンディングいけるのか不安な状態になり、攻略記事を捜して見始め辺りから変な感じになっていきました…
いくつかのエンディングは…まあ、納得できるんだけども…
後半のエンディングで特にもう一つのパーテーションはオマケ扱いとしても、そこに数種のエンディング入れんでも良いような感じが…
ところで、クリア後に他の方のレビューも見てみたのですが…
レプリカとリーガルダンジョンを比較した際、リーガルダンジョンの方が難しかったという意見が結構多かった様に見えます…
私はむしろ逆で、リーガルダンジョンの方が分かりやすかったと感じています。
ゲームのあらすじでも載せた通り、このゲームは現代に生きるほとんどの人が持っているスマホを題材としたゲームです。
通常、ポチポチと何気なくスマホを触っている感覚を重視しているところがあり、直感的にゲームをプレイするのが好きな人には良く、文章読んで推察するのが好きな人にとってはゲーム内容が薄く感じるように感じました。
リーガルダンジョンの場合、物語を読んで調書から各タスクに当てはまるものを推察し、そして罪状を調整する必要があるため、文章を読んで考えていかないとクリアできない仕様になっています。
もしもレプリカ・リーガルダンジョンの内、どちらからプレイしよう?
と、お悩みの方は参考にして頂ければ良いかな?
っと、そんな感じに思いました。
てか、残りのThe Wakeも必ずプレイしますよ!(宣言)
そんな監禁&国家の監視で他人のスマホで個人情報集めしてみませんか?w
(極限状態で背徳感なゲームプレイしてみませんか?)
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