絵柄も内容も含め読者を選ぶ。しかし、気になるキャラクターは間違いなく居た作品
今回のお話は、某Youtuberさんお勧めの本の5選の内、唯一漫画からノミネートされた本「キーチ!!」です。
あまり深く話せる物語でもなく、事件は現実にありえる話でもあり…。
上っ面な感想だけを書いていくことになります。
正直、絵柄がかなりガツンときて厳しいですね。
ゲームで言うところの「目にクル系のあの作品」のように直接的な痛みではなく、
良く言えば荒々しく、そして悪く言えば汚くというか…物語の内容も人間社会の闇部分というか人間の欲望をモロに書いてるというか…。下品であり、暴力的であり、性的であり、でも人間そうだよねというか…
とにかく前半の幼少期を読むのがツライ。周りの大人が体よく主人公を扱ったり、かといってイキナリ突き離したりと…静かに物語が進む中、突如として主人公:キーチの家族は事件に巻き込まれます。事件発生後、さらに少しづつ、本当に少しづつゆっくりと話が進んでいきます。
本編は小学生からですね。絵柄がだいぶ落ち着いて他のマンガ同様に見れるようになってきました。
しかし、コチラもかなり内容がエゲツナイです。
後半から個人的に読みやすくなってくきますが、それでもハードルが高い。
しかし、そんなハードな物語ですが、気になってくるキャラは間違いなくいる作品だと感じました。
私の中で気になったキャラは、2人。
キーチよりも、この二人の方に興味が沸きました。
小学生ながら、主人公:キーチを演出する参謀の甲斐。(激しく天パなのは少し残念ですが)
彼の家族も大きく事件に関わってきますが、父親とのサッカーのシーンとか、かなりキマシタ。
あとは、TVマンの石塚さんとのやり取りですね。第1参謀と第2参謀のやり取りのシーンなど、彼が大人を超える計画を練り、実行していく様は恐ろしいです。
もう一人は、やまんちゅの方のおじいちゃん。長野県松本のおじいちゃんの方ですね。
基本的に世間一般的な真っ当な考え方をするおじいさんですが、キーチと意見が合うはずがない。ですが、全く人に合わさないキーチですが、おじいさんと相対すると、もどかしいながらも気を使ってる感じがしますね。
しかし、このおじいさんは普通の一般人ながらも筋というか、道理に合わないことは決して許さないというか、キーチのしようとしている本心がわかれば、もう本当に応援してくれるんですよね。まさに親という感じでしょうか?
子供編を全話読んで、大人編になる「キーチVS」を読もうかどうか激しく葛藤中。
たぶん、目もそうですが、心が疲れそうな気がする…
でも、キーチよりも甲斐がどうなっているのかが凄く気になる…
基本、主人公よりもその脇を固めるキャラクターの方が好きなんですよね…
追伸:
連載機関が2001年~2006年。なるほど、小泉内閣の時代だったからセグウェイ乗ってたのね…
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