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多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ 感想・評価

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俺「アイツにあんなこと言われた!メッチャむかつく!」(ストレス上昇)

回答「たぶん、そいつ今ごろパフェでも食べてて、君の事なんて考えてもいないぞ?」

今回紹介するのは、モナーや飲ま猫さん風のネコさん達がお送りするお話、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」です!

冒頭での話、この本の題名の通りの内容を端的に表しています。

また、当時見ていた人はインパクトのあった話かもしれませんが、2018年に放送していた石原さとみ主演のドラマ「アンナチュラル」第7話にて、イジメの被害者達が加害者達へ復讐を計ろうとするが…というエピソードがありました。

そのエピソードの佳境時、主人公で法医解剖医:ミコトのセリフで「彼らはきっと名前を変えて新しい人生を生きていくの。貴方の人生を奪ったことなんてすっかり忘れて生きていくの。と、犯人に語り掛けるシーンがあります。

当時、これを見た視聴者からの反響が凄く、ネットで大絶賛とネットニュースが届きました。

印象の強いエピソードで、ジメについての核心を突いていると大反響だったと記憶しています。

現在で言えば、オリンピック関係者の…いや、あの場合は忘れてはいないのだろうけども…

要は、嫌な相手の事を真剣にどれだけ考え・悩んでも、自分が気にした分だけ相手も気にしてくれるわけではない!という事です。相手の事で真剣に悩む私と、そんな私を全く気にせず、今ごろパフェとか食っているであろう相手

当然の話ではあるのですが、「私(自身)」と「相手(他人)」は全く別モノであり、仮に最愛の相手だったとしても、他人であることは変わらない=自分のモノではないという事。

私の場合で言うならば、「○○(嫁の名前)を手に入れた」とよく言ってましたが、今更ながら、なんておこがましいセリフを言ってたんだと反省しました。

どんなに大切な人であっても、自分のものではありません。

また、失うのが怖いもの(人や健康など)は、今は借りているものと考えて大切にすること(借りてる相手=本人にお返しをすること)が大事なようです。

少なくとも、嫁についてはそう考えるようになりました。

そんなこんなで、本書を監修した精神科医:名越先生(よくテレビに出られてます)は、この本の解説でこんなことを書いています。

「日ごろから、人に愛されたい・嫌われたくないと強く思いすぎてつらい人に是非読んでもらいたい

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では、その他に気になったエピソードを…

俺「(SNSを見て)あ~、コイツ等愚痴とか自慢とか!なんかイライラするんだが!」

回答「イライラするなら見るなよ…」

SNS等で嫌なものを本当に見たくない人は、見かけたらその場で画面閉じます。

閉じずにそのまま見続ける人は、自らイライラする為に見る選択をしているだけです。

このエピソード、実はちょっと当てはまるところがあって、とあるホラー系アドベンチャーゲームの話になりますが、自分なら絶対選ばない選択肢を選ばないと別のエンディングにいけないケースがあり、それがストレスとなってゲームを進める気にならない事がありました。

とにかく自分にとっては嫌悪感のある選択肢だったので、その選択肢を選ばなければならない事実が分かった時点で酷くストレスを感じました。

「せっかく買ったんだし、全部のエピソードを見なきゃ損だし、でもそんな選択肢生理的に嫌だ…はぁ…」

そんなこんなでゲームの進行が止まっていた時、この本とこのエピソードに出合いました。

結果、そのゲームは「そこまでで自分の中でのゲームクリアとし、自分が絶対に選びたくない選択肢の先にあるエンディングは無視する」と、自己決定しました。

見たくない・選びたくないモノはその場で閉じたわけです。

現在もそのゲームはそこまでで進行が止まったままですが、となっては進まなくて良かった(ストレスフルな選択肢を選ばなかった)ことに満足しています。

たかがゲームの話なんですけどね…でも、自分のポリシーに反する選択はなんか嫌なんですよね…

そのゲームについてもレビュー予定ですので、こうご期待?

俺「嫌な人の事で頭がいっぱい…何も手に付かない…」

回答「君の家(頭の中)でソイツ等居候してるの?サッサと追い出して好きな人を呼ぼう!」

もしも、自分の頭の中(心の中でも可)が借家だったとします。そして、毎日賃料が発生します。

その賃料をあなたが支払っているのですが、その家に嫌いな奴らが居候しだしたらどうしますか?

賃料取られて、嫌な奴らが家をゴロゴロ…

サッサと家から追い出して、好きな人と一緒 or 好きな事で楽しみましょう!

俺「なんか、みんなが俺の悪い噂してる気がする…」

回答「マジか!君はすごく人気者だね!いつから有名人になったの?」

コレは「ハッ!」としますね。

そもそもみんなが噂するってことは、とても人気者なのか、ブームに乗ってるということです。

そんなにあなたは人目を引くほどの有名人なの?

はい、ただの一般人でございます…つまり、気のせいです。

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その他、気になるエピソードがいくつかあるのですが、あんまり書きすぎると前回書いた事情↓のようになるかもしれないので割愛します。

以下は、気になったエピソードの箇条書きです。

  1. 人生では敢えて雨の日を選ぶ事がある。そして、雨の日にしかわからないことを知る。
  2. 苦労を伴う選択でも、選ばないと後悔するなら「今はこれが必要なんだ」と思う。
  3. どれを選んだかが立派ではなく、ちゃんと自分の意思で選んだか。その答えが全てが正解。
  4. やりたいことが思うようにできなくなる日は突然やってくる。
  5. 自信がなくても、他人がどう評価しようとも、自分が好きで楽しい事なら「そんな事」は生きるためにとても大事。
  6. 「いつかはずっといつか」やりたいことは先に延ばす限り「ずっといつか」
  7. つらいときのほうが本当に望んでいた幸せが良く見える。つらい時だからこそ見えるものもある。

特に、④と⑥については「閑に入れ」のあの本↓ですね。

その他、ちょっとでも気になるエピソードがあれば、人生の休憩がてらに一度手に取って読んでみても良いのではないでしょうか?

ちなみに各エピソードもすこぶる簡潔に書かれているので直ぐに読み切れてしまうと思います。

この記事を書くのまでに結構な時間がかかってしまったのですが、その間に読んだ本で雰囲気というか印象が似ている本がありました。そちらも近い内に書けたらいいな

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