一度でも想定外が起きれば、あたかもソレが想定できたと見なされる
※ Switchゲーム「デイグラシアの羅針盤」の少しだけネタバレになるかも?
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この言葉を知ったのは、先回紹介のスイッチゲーム「デイグラシアの羅針盤」からです。
あるシーンで、縁さんがこんなことを言っていました。
「予測不能の事態は、予測されないが故に、大きな衝撃をもたらす」
「一度起こってしまうと、あたかもそれを事前に予測できたように思い込んでしまう」
昔、ヨーロッパでは白鳥(スワン)は白い鳥しかいないと思われていました。
ところが、当時存在すら想定されていなかった、黒い白鳥(スワン)がオーストラリアで発見されました。
その時までスワン=白い鳥という常識が、突然、常識ではなくなってしまったわけです。
その衝撃もさることながら、一番気にかかったのは、
当時では「常識ではありえない=想定すらされていなかった」ことが、その出来事が一度でも起きてしまうと、当時から「想定できる事象だった」として扱われてしまうことです。
ちょうど、この記事を書いているのは3月11日です。
そう、東日本大震災の起きた日ですね。
地震発生から数か月経ち、落ち着き始めてから行われていた当時の議論があります。
「地震があれば津波が起きるのは想定できただろう、それなのになんで防潮堤がこれだけの高さしかないんだ、おかしいだろ!」
たしかに、地震と津波の関連については想定できそうな話ではあります。
「津波対策で防潮堤の準備はしていた、だが、想定外の高さの波が来たんだ!」
この当時、テレビでは「想定外、想定外!」という言葉が連呼されていたように思います。
一度起きてしまうと、それを事前に予測できただろうと思い込んでしまう・・・
この理論が当てはまるのでしょうか?
Youtuberさんの動画でこんな言葉がありました。
「反省は必要ない!、反省だけでは前に進まない、必要なのは改善だ!」
「所詮はゲーム」と笑われるかもしれませんが、デイグラシアの羅針盤で初めて知った事・・・結構あります。
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