というわけで、今回の記事はSwitch版泣きモノADV:ファインディングパラダイスです!
この作品は前作:To the Moonの続編になる作品!
ちなみに、steamでも販売されているようですが日本語対応していない…
コレ本当に残念で、日本のユーザーは現状Switch版かアプリ版での購入となりそうです。
ただし、アプリ版はかなり入手とプレイまでに難がありそうなので…う~ん…
開発はカナダのインディーディベロッパー(制作会社):Freebird Gamesが制作、Switchでのパブリッシャー(販売会社):X.D. Networkとなります。
なお、今回の記事構成はかなり特殊になっています!
構成確認の為、お品書きの確認をよろしくです!
では行ってみよう!
ゲーム紹介:序盤あらすじ
シリーズの主人公:ジークムント社エージェントのロザリーン(エヴァ)とワッツが今作クライアント宅に向かう所から始まります。(この辺は良い点③へ)
ロザリーン(エヴァ)がワッツを扱き使うシーンはこのシリーズあるあるですよね…
ひたすら重い機材をもったまま山登り(前作)とかありました…
こういう無下にワッツを扱う描写あってこそ、このシリーズ!
そんな可哀そうなワッツですが、シリーズを通してワッツと言えば…(良い点?へ)
さて、メニュー画面ですが前作同様にスクラッチブックに物語の進行状況が貼り付けられていきます。
この辺も前作通り…というか、使いまわし?
前作では崖っぷちにポツンと一軒家状態だったのですが、今作は町中が舞台でクライアントが住む家は管理人のいるマンションタイプ。
主要人物以外の住人とも触れ合う機会があります。
そんなマンション管理人との会話で、主人公達が所属するジークムント社のサービスが広く普及していることがわかります。
…てか、ちょっとした死神扱いなんですよねw(この辺もゲーム内でネタになってます)
そんな前作と今作との大きな違いの一つに、
前作クライアントのジョニーは親類が亡くなっており孤独な状況(ホームシッターはいる)だったのですが、
今作クライアントのコリンには奥さんと息子さんがいる家庭状況です。
親族がいるパターンで奥さん(旦那さん)が存命の場合、たいてい揉め事が発生するそうな…
「ん、なんでだ?」
と、当初は思っていましたが、物語を進めると…
「なるほど…たしかにそう捉えるよな…」
と、うなずくしかない展開が説明されていきます。
このシリーズは各章毎に章名が存在!
そりゃもう、私の大好きなフレーズ系!
この辺、やっぱりタクティクスオウガっぽい題名ですよね…(なお厨二病風味)
こういうの大好きだ♪(氷の女王と腹黒王子より)
こうして、主人公2人はクライアント宅に足を運び仕事に取り掛かるのですが…
このシリーズあるある!
今作クライアントのコリン氏も家族に契約内容を教えていないw
というわけで、今作も契約内容:死ぬ前にどんな夢を叶えたいかを探し求める物語は健在w
「契約書に書いていないか?」
ということで、契約書を探すも…車に忘れた!? byワッツ
仕方がないので駐車場に取りに行くキャラを選びます。
「どのキャラを選びますか?」
この辺も前作同様…なのですが、今作ではワッツにより機材のアップグレードが施され、自動設定機能により2名とも行動可能となります!
ちなみに今回のプレイでは契約書を忘れてきた本人:ワッツに任せず、ロザリーンに車まで取りに行ってもらいました。
ロザリーンを選択したときのワッツの発言…
任せなくてよかったw
ロザリーンが契約書を車に取りに行っている間、ワッツはコリン氏の息子:アッシャーに案内され部屋の見学に向かうのであった。
その際、この手のゲームにあるあるな秘密の手帳が見つかり…
「他人の秘密にしていたモノを開けますか?」
その他にコリンが叶えたい願いに関する情報を捜すワッツですが…簡単に見つかるわけもなく…
何かの役に立つのではないか?
息子:アッシャーが家族写真を見せてくれます。
どの写真を見ていても、コノご家族幸せそうなのだが?
写真を見ていると…プレイヤーとしてもホッコリしてきますよね。
しばらくして、ジークムント社のサービスを実施する機材の準備が完了します。
契約書を忘れた一件をとりあえずなんとかしたロザリーンと合流し、
いざ意識不明のコリンの記憶へダイブ!
…と、その前に!
この装置とジークムント社のサービスの説明を求められる二人!
おそらく前作プレイヤーの記憶には残っているであろうサービス内容ですが、このシリーズを初めてプレイする人にとっては謎だらけ!
今一度思い出したい方も含めて、クライアントご家族にサービス内容を説明していきます。
ザックリ要約ですが、ジークムント社のサービスとは、
死に直面しているクライアントの叶えたい願いを「クライアントの記憶に関与」して、「本人の記憶の中で自力で達成させるサービス」なのです!
つまりは、現実では叶わなかったことを「せめて死ぬ間際に自身の記憶を書き換えてもらい」、「記憶上では願いを達成した状態のまま死んで行けるサービス」です。
ある意味トンデモシステムですねw
記憶に関与していく方法として、記憶の転換点で記憶を象徴するアイテム(メメント)を用いて、次の記憶の転換点に遡るようにアクセスしていきます。
メメントを発見し、クライアントの過去を確認しながら願いを叶えるためにどう記憶に関与していくかが二人の仕事になります。
ちなみに、メメントを用いて過去の記憶にアクセスするためには、
ゲーム上、パズル形式のミニゲームをしていくのがこのシリーズでもあります。
今作では前作よりもパズル要素が増えていますのでパズルゲームとしても楽しめます。
パズルゲー苦手な私でもチョイチョイ悩みながらも達成できたので、そんなに難しくはないのでご安心を!
直近のコリンの記憶にアクセスし、どんな願いを叶えたいのかコリン本人に確認する二人に対し、
その答えはココにあると、過去に遡るためのメメントを渡します。
そのメメントとは…?
人生の終わり際に記憶の中で夢を叶えるシステムとサービス
果たして2人はクライアント:コリンを幸せな人生の最後に向かわせることができるのでしょうか?
というわけで、今回は構成を変えて先に良い点から行ってみよう!
良い点①:ヘッドホン推奨! 効果音に力を入れている!
ゲーム起動と同時にヘッドフォン推奨の画面が!?
前作にこんなの無かったぞ!
というわけで、ちょっとドキドキしながらヘッドフォンでプレイ開始しました!
BGMはピアノ旋律がメイン、その他にチェロだったり演奏あり!
かつ、学校内の子供たちの遊ぶ声などの効果音が印象的に残ります。
良い点?②:ワッツの悪ノリが進化を遂げる!
前作でも結構な悪ノリにより物語のテンポを乱すワッツですが、今作はさらに手の混んだ悪ノリを展開していきます!
もうね、エンジニアというのはこういう遊び心が強い人だらけなのかと…(某メタリック子供の〇ャサリン博士など)
「作りたいから仕方がない!」
あ、それならしかたないっスねw(すごく共感!)
キャメハメ破はもちろん、スーパー宇宙人など…
〇スモを燃やせ!
良い点③:前作インスパイア配備!
冒頭のこのシーンとか、まさに前作を思い出して吹いたw
まさにデジャブというか…
…てか、すいません。
私も開始早々、どうせリス躱して事故ると頭では思っていましたw
まさかこうくるとは…
こういう前作プレイヤーへのネタというか…プレゼント大好きです!w
それ以外にも…
「ジョニー!」
はい、叫びましたw
前作:To the Moonプレイヤーへの小さいながらもプレゼントいただきありがとうございます!
さらには…
この学校…
階段に座って本を読んでいる〇ヴァーとカモノハシ!
名作に再び触れる機会をいただきました!
なお、使い回しと言ってはいけないw
良い点④:物語ラストまでにも感動&泣きポイントも多数!
このシーンでも少々泣きかけた私…
このシリーズはプレイヤーの涙腺ダムの高さを下げるシステムが搭載されていますねw
良い点⑤:今作は幸福な人生とは何かを突き付ける物語!
物語が進むとクライアント:コリンがジークムント社で契約を結ぶシーンがあります。
その際、コリンはこんな発言をします…
二度見しました…
「あ、このテーマ…」
この時点で私の背中はゾクゾクとした悪寒というか、心の疼きを感じる…
前作では「月にいきたい」というクライアント:ジョニーの夢を叶える物語でしたが、今作はおそらく人間が望むであろう幸福な人生の代表格ともいえる…
後悔のない人生がテーマです!
特にコリンのように「後悔がほとんどない人生」という文言…
まさに私の思っていた幸福な人生感とそのままの文言だったのに、ただただ驚いたというか…
「ああ、今作はほぼ間違いなく名作だ!」
と、確信した瞬間でもあります。
しかも、しかもですよ!
彼はこの契約において、大きな我儘を付け足しています!
「ああ、ああ…」
本当にそんな感じの感嘆をする自分であった…
どんな我儘を言ったのか、ご自身の目でご確認ください。
「このテーマ、かなり心に来るぞ!」
では、悪い点行ってみよう!
悪い点①:セール利用でもお安いか?
さて、ファインディングパラダイスのswitch版を購入したわけですが、通常価格:1,200円の所をセール利用で40%offで720円で購入しました。
前作に比べて色々グレードアップ(パズル要素やワッツの悪ふざけ)されているので、前作よりもコスパ感が増えていると感じます。
なので、セールの価格帯位なら妥当かなぁ…
そう思っていたそんな時期もありました…
だがしかし!
後述により、この価格でもかなりコスパ悪い作品です!
※コスパというかなんというか…
詳しくは下記↓へ
悪い点②:ワッツたちの歩く速度が遅い!
特に横幅の広いMAP(学校やビーチなど)などで顕著に感じますが、とにかく彼らの歩くスピードが遅い!
ダッシュボタンとかあれば良かったのですが、そんな機能もない!
早く物語を進めたいプレイヤーに対して結構なストレスを与えてきます!
さらに、アナログスティックとゲームの挙動が合わないときがチラホラ散見し、下に行こうとしたら何故か右に向かって部屋を出てしまったなどザラにあります。
あと、ボタンを押してもボタン操作を受け付けない瞬間があったりします。(レスポンス不良?)
悪い点③:ロード画面が頻発&ロードが長い!
車から降りてマンションに入っていく所までにも感じてたのですが、ちょっと画面が切り替わるだけでもロード画面が表示されます。
しかも、次画面のロードまでには体感で結構な時間がかかります。
さらには、悪い点②のように別の部屋に入る→ロード画面→移動しようとしたらゲームの挙動がおかしく前の部屋へ→ロード画面→部屋に入りなおす→ロード画面…
もうなんかロード画面に悪意を感じ始め出すw
悪い点④:突然、ゲーム挙動が重たくなる!
特に契約書を取りに行く際、キャラ変更するとほぼ確定で重くなるので注意!
一方のみでもシーンの条件達成すると片方と自動的に切り替わるので代わる必要なし!
このシーン以降から、何の前触れもなくゲーム挙動が重くなる事例が発生する!
悪い点⑤:前作以上にユーザインターフェイスが悪い!
↑画面のようにアッシャーに話しかけたのに何故か机の本まで選択された事になっている。
セリフと画面が被るなど、指定範囲というか選択エリアがガバガバすぎて本気で困る…
もっと悪いケースで、この影響からか突然キャラが動けなくなるケースも散見!(位置ズレおこしてるのか?)
こういった場合、直近のセーブデータをロードしてやり直しするくらいしか…
その他、ボタンを押してないのに勝手にセリフが切り替わるケースも散見する…
悪い点⑥:バグ多数! さいあくの場合…
↑画面、特に感じたというか直面したのが遅めの新婚旅行で訪れたビーチのメメント!
コリンが手に持っている雑巾がメメントなのですが、コレを選択することができない!
しかも、何をどうやってもです!w
メメントから次のメメントに飛んでクライアントの記憶を遡るゲームでメメントに触れないとか進行しようがない!
直近のセーブデータを起動して再度このシーンまで進めましたが、やはり同じ箇所で選択不能!
もう一度同じことをしてみてもダメ!
最後の頼みに一旦ゲームをアンインストールしてから再ダウンロード。
そしてセーブデータからやり直しても全く無反応!
これはマジでダメだ!
「物語が進まない!」
というわけで、まとめへ!
まとめ:
物語は幸福な人生とは何かをテーマにした物語!
多くの人生に悩める人達へ一つの回答を出すゲームのはず?
欠点:バグ多数で物語が進まないクソゲー!
…まさかのまとめになってしまいました…
まさにこの言葉が一番わかりやすい表現…
「ウソだと言ってよ、バーニィー!」
いや、To the Moonが物語としてあれほど良かった作品なのに、今作が途中で終わらされてしまうのが残念過ぎる!
「てか、クリアできないゲームを売るなよ!」
本当にそう言いたい!
今年のプレイゲームの中でも間違いなくワースト作品!
本当に残念で仕方がなく、もし他の人が買おうとしてるならほぼ間違いなく購入を止めるよう勧める作品です!
そんな感じですね、本当に悔しい…
・・・
だがしかし…
私は諦めなかった!
その後編:必ず確認願います!
To the Moonがあんなに物語が素晴らしかったから、どうしても諦めきれない!
今回はセーブデータではなくログのロード機能を使用してかなり前の段階から再度あのシーンまで進めていきました。
もちろん、それまでの間にも位置ズレからか移動できなくなるバグもあったので、こまめな手動セーブをしながら物語を進めていきました!
そうこうして…
「やったよ、ジョニー!」
てか、本来はここまでリトライ必要なくスムーズに選択できないといけないものだと思うが…
switch版が2022年11月18日に発売…
それから早数か月が経過していますが、未だにこの辺のバグを直していないというのはいかがなものか…
とりあえず、その辺は置いとくとして…
物語はパイロットを目指す為に訓練生になったコリンの物語が続きます!
チェロの練習も続けており、遂には演奏会にも参加!
そして現在の妻:ソフィアとの出会いへ!
そんなデートシーンにて、ソフィアの人生観が述べられます。
ちなみに私もこの人生論賛成です!
その為に今も諸般悪戦苦闘しつつも活動頑張っています!
私も共感する人生論ですが…
この考え方には賛同しません!
確かにその人生観も否定できないのですが…でも全面的に肯定するのは違う気がします。
なんでしょう、この辺の話は映画:アメリカンビューティーや名著:あした死ぬかもよ?でも書いてますね…
そうこうして、コリンの記憶をあと一歩のところまで遡っていたのですが、急な通信によりワッツは一人でコリンの記憶の世界から現実に戻ります。
現実に戻ると、そこには徐々に弱っていくクライアント:コリンとそれを心配する妻と息子…
息子:アッシャーはワッツにこう尋ねます…
「父の願いはいったい何なのですか?」
「この処置を受ける人の家族の気持ちはどうなるのですか?」
ああ、そうか…
記憶の中であったとしても、叶えたい願いをかなえる為に人生をやり直すという事は、この現実はクライアントにとって叶えたい願いが叶わなかった状態ということ。
現実の状況が理想的ではないというか、幸せではないと捉えることもできるわけで…
家族の身からすると、現実を否定されていることになる…
ジョニーの時は身寄りがなかったので概念自体がありませんが、家族が存命だとそういう概念も出てきますよね…
ワッツ&プレイヤーはプロとして、人間としての感情や倫理に悩まされた結果、選択を行います。
物語が進めば進むほど、やはり人生が絡む物語というのは深いところに向かっていきます。
さらに物語を進めていくと…
ロザリーンではなく、ワッツがゲームの主体となって物語を紡ぎ、想像もしていなかったホラー展開や悪ノリ(?)が加速していく…
しかもですよ…
アドベンチャーからシューティングや格闘アクション(主にハドーケン)に展開!
さらにさらに!
この感じ、ロマサガ1のサルーイン戦か!?
ある意味前作のRPG詐欺を払拭しましたねw
諸般事情により、トンデモ展開を見せていく!
この辺、開発者の悪ノリが極限まで加速して行ってる感ありますが…
良し悪しがあるのは間違いないのですが、間違いなく前作よりグレードアップしています!
(私見:そんなところの開発に力を入れるよりもバグをだな…)
そんな物語全体を通してですが…
やはりこのゲームらしく、ワッツとロザリーンのクライアントや仕事に対する考え方の対立だったり、
悪ノリ展開でテンポを崩しがちなワッツがさり気に良いこと言ったりする展開があります!
ただただワッツはお邪魔キャラではなく、かなり熱血して仕事していますのでこうご期待!
では、今度こその真のまとめ↓へ!
まとめ(真):
まず、どうしても言いたいことがあります。
「このゲームをお勧めするのは、前作:To the Moonに本当に感動したプレイヤーであること!」
「それ以外の方には、(現段階では)クソゲー確定なコスパ悪い作品なので、絶対にお勧めしません!」
何と言えばいいか、今回の記事の構成がいつも通りでなかったり、まとめが2つになった理由です。
最初のまとめの感想は、その時点では本気でそういう想いしかありませんでした…
だってゲームが進まなくなるんですもんw
余程前作に思い入れがないと、何度もバグに挑戦する気力がなくなって放置ゲー確定しそうなレベルにバグが発生します。
その為、このゲームをもしもプレイする場合、冒頭の前振りの通り…
「まず前作をプレイしてください!」
そして、このシリーズの物語の良さに感銘を受けたか、受けなかったかで今作をプレイするかどうかを考えてください…
仮に感銘を受けたとしても、上記画像の様に「バグとの闘い&テーマの重さを感じる」ために心の準備をしてください。
もし、バグとの闘いに勝利してクリアすることが出来たなら…
私の様に、涙で枕を濡らして鼻水ズルズル&むせび泣いている自分に出会えると思います。
そして、やはりこのシリーズの物語は信頼できると感じると思います。
追伸:
すべての記憶を見ていらっしゃったのではないでしょうか?
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